トップページ 最新号の紹介 釣り関連ナビ 釣り関連リンク その他リンク 編集部る〜む

〜イベント情報・お知らせなど〜

新 刊 紹 介


【うまい!!
釣りや網で獲れる魚550種を食べる】

『九州発 食べる地魚図鑑』

  1. はじめに

 とってもぜいたくな図鑑が登場しました。
魚や、エビ・カニ、貝、ウニ・クラゲや海藻……、海の生き物の「見分け方」から、「おいしい食べ方」までを1冊で解説する図鑑です。
 店先に並ぶ魚はもちろん、漁師や釣り人だけが知っている魚も合計550種。登場する全ての魚を実際に著者が食べてみました。本書に掲載した料理の写真数は約1500枚。本書の制作にかかった期間は3年、なんと3年で1500種類というと、1日平均1.5種類の魚料理を著者は食べたことになります。
著者は鹿児島大学水産学部の教授。
 巻頭には魚料理の基本、さばき方から、刺身、茹で、煮、焼き、揚げまで丁寧に手ほどきします。簡単レシピ75種類、著者のとっておきレシピも公開しました。
全ての魚について、5段階の入手の容易度、5段階の味のランクも付けました。
 スーパーに並ぶ、アジ、サバや、養殖物のタイだけでなく、もっと多くの種類の魚を食べてほしい。著者の願いが、痛いほど伝わってくる図鑑です。

2.著者からのメッセージ(本書「はじめに」より)

 みなさん,魚を食べていますか? いつも同じ魚ばかり食べていませんか?
 日本列島の南に位置する九州は,四方を太平洋,東シナ海,日本海,瀬戸内海に囲まれ,多くの内湾を有します。そして沖合を黒潮と対馬暖流が流れます。九州近海には,暖海性のものを中心にとてもたくさんの種類の魚介類がすんでおり,それらを狙った伝統的な漁業が営まれ,各地の卸売市場には様々な魚種が水揚げされています。また,現時点では未利用ながら,食べてみるとおいしい魚もあります。これほど海の幸に恵まれた土地がほかにあるでしょうか? ところが,残念なこともあります。私は小・中・高等学校で,あるいは一般市民の方々を対象に,海の生き物や水産業,食育に関する講演や漁業体験,公開講座を行う機会が多いのですが,毎回のように参加者から「このおいしそうな魚やエビはどこに行けば食べられるの?」と聞かれます。多様な水産資源がありながら,出合える場所,食べられる場所が少ないのです。
 その昔,日本人は近くの海で獲られるいろんな地魚を,それぞれが獲られる時期に食べていました。そして,鮮魚店にならぶ魚の種類が変わることで,新しい季節のおとずれを感じていました。地産地消があたりまえだった魚介類は,冷凍技術の発達や交通網の整備などで季節性や地域性を失い,いつでもどこでも手に入るようになりました。その一方で,鮮魚店やスーパーにならぶ魚介類は「多魚種少量」から「少魚種多量」へと変化し,私たち消費者はパックづめされて陳列台にならぶ少ない種類の魚の中から「本日の食材」を選ばなければならなくなりました。「今以上に多くの種類の地魚を水揚げし,鮮魚店にならべて欲しい。料理店で扱って欲しい。一人でも多くの人に魚を食べて欲しい。そして,一種類でも多くの魚介類を料理に使って欲しい。」本書にはそんな思いを込めました。
 ところで,魚は「骨が多く,形が複雑で調理が難しいもの」でしょうか? プロの料理人でない限り,魚を上手にさばくのは難しいことかもしれません。でも,「自分で魚をおろすことができたら…」と思っている人も多いのではないでしょうか。上手にできなくてもかまいません。魚をさばくこと,それ自体を楽しんでいただきたいのです。まずは包丁を片手にトライしてみましょう!
 なお,本書の第2部に示した各魚種の地方名は九州各地での呼び名です。体サイズは最大のものではなく,手に入れやすいサイズです。また,入手のしやすさをA〜Fの6段階で示しましたが,これは九州全土での平均的評価で,局地的には異なる場合があります。味のレベル1〜5は私なりの評価です。いろんな魚介類をご賞味いただき,ぜひみなさんの舌でも評価してみてください。本書を片手に九州の魚介類の豊富さを再認識していただければ,この上ない幸せです。
(2011年6月 著者


内容(目次より)

第1部 地魚をおいしく食べる
 1.魚料理の基本
 2.地魚料理の簡単レシピ
 3.地魚料理のとっておきレシピ
第2部 食べる地魚図鑑
 1.魚のなかま
 2.エビ・カニのなかま
 3.貝・イカ・タコのなかま
 4.ウニ・クラゲなどのなかま
 5.海藻のなかま
資料 九州の伝統漁法


本書の概要

タイトル:『九州発 食べる地魚図鑑』
著者:大富 潤
仕様:A5判、255ページ、オールカラー、ビニールカバー付き
定価:3,990円(本体3,800円+税)
発行日:2011年8月31日
発行部数:5,000部
発行:図書出版 南方新社

著者紹介

大富 潤(おおとみ じゅん)
大富 潤、1963年兵庫県生まれ。
1991年東京大学大学院農学系研究科水産学専攻博士課程修了。
鹿児島大学水産学部教授。農学博士。専門は水産資源生物学。
著書に『かごしま海の研究室だより』(南日本新聞社)、
『エビ・カニ類資源の多様性』(共編著、恒星社厚生閣)など。

発売

全国主要書店にて発売中

お問い合わせ

南方新社/担当 向原祥隆
〒892-0873 鹿児島市下田町292-1 
電話 099-248-5455 fax 099-248-5457

著者/大富 潤
電話 099-286-4152(研究室)

TOP